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緊張する場面ではあえて肩の力を抜く

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スパーリングをやっていて膝蹴りが思うように出せず、このタイミングって時に上手く出ないことがありました。それをトレーナーに聞いたらばそれは私の場合、膝を出す時に力を一瞬溜めて上に出す傾向がある。その原因は当てようとして肩に力が入っているから体全体が上に流れているから。と教わりました。

なるほど。

試しに肩に力を入れて見てください。そうすると自然と肩が上にあがります。

この肩が上がった状態で次の行動を取ろうと思うとパンチにしろキックにしろ次の行動が出しにくくなります。

 

どうすれば肩に力が入らずサッと次の行動に移れるのかというと

とにかく肩の力を抜いてリラックスすることです。

 

攻撃が来るときや攻撃を仕掛ける瞬間まで

緊張状態でも常に肩の力を抜いてリラックスして望むこと。

 

肩の力を抜く練習方法は肩に力が入らなくなるまでゆっくりとキチンとしたフォームで(膝蹴りなら三秒ぐらいかけて)攻撃を出す練習を繰り返す、という方法が有効です。

パンチでもキックでも膝蹴りでも鏡を見て肩が上がらないようにしてゆっくりとキレイなフォームで太極拳のようにスローで出す練習をしてフォームを確認しながら力を抜いて攻撃を出せる感覚をしっかり身につけます。

次にスパーリングでも肩の力を抜いてパワーではなくキレで攻撃できるように心がけてスパーをやるようにします。しかし、これが難しい!

相手も攻撃を入れてくるのでガードの時にすでに力が入りがち、ガードもきちんと急所にミットをおいてあるのだけれと肩に力が入らないようにしなければなりません。

そして、少し距離を置いてリラックス。そこから、リキまないようにして攻撃を出す。

 

うーん、頭で解っていてもどうしても私は力が入ってしまいますね。これは、練習して身につけるしかなさそうです。

なんでも一朝一夕ではできませんね。

 

これは、ビジネスでも同じことが言えます。

会議、打ち合わせ、プレゼン、緊張する場面で肩に力が入っていると、予想外の出来事や、自分の考えと違う展開になったときに急にフリーズして頭が真っ白になってアップアップしてしまいます。

 

どうすればいいか?

肩に力が入っているとどうしても次の行動や次の動きに繋がらなくなってしまいます。

そうならないために、どんなときにでも俯瞰で全体を見るように訓練するようにします。具体的にはここがどのような場所で時計がどこにあって色が何色で広さはこれぐらいで人数は何人で今、Aさんはよく話を聞いている。Bさんはパソコンを触っているので感情が読みにくい。Cさんは興味なさげに携帯をいじっている、自分はどこに座ってどういう話を聞いている。

のように一つ一つ確認して空間の全体を把握できるようにします。

ポイントは人間関係やパワーバランス、役職などは関係なく、状況だけをしっかり把握するようにする。すると自分ごとから一歩、引いて全体が見えるようになります。そうすると、落ち着いて肩の力が抜け、自分でも思っているよりリラックスした状態にもっていくことができます。

 

そこを、しっかり意識するようにして、緊張する場面に望むようにすればどんな会議でも打ち合わせでも、プレゼンでも肩の力を抜いてキレで勝負できるようになります。