印象をしっかり残すことでフェイントがかけれるようになる
フェイントをかけるときのパターンは2つあります。
1.相手が攻撃の射程距離に入ろうとしているのを牽制する
2.自分の攻撃を有効打にするためにフェイントをつかって攻撃する
1.相手が攻撃の射程距離に入ろうとしているのを牽制するときのポイントは
なるべく威力がある攻撃を数回空振りでもいいから見せておくことです。
間合いに入ったら容赦なく攻撃しますよという攻撃をフルパワーで数回見せておく、そうするとこんどは入ろうとしたタイミングでその攻撃のモーションを一瞬をとるだけで中に入れなくなります。
例えば前蹴りを数回強烈なものをガードの上からでも入れます。そうして印象をしっかり残しておいて相手が前に出てくるタイミングで一瞬、前蹴りの足を数センチあげるだけで攻撃がくると思い前に入れなくなります。
2.自分の攻撃を有効打にするためにフェイントをつかって攻撃するときのポイントも同じでローキックをずっと出していて足を庇おうと頭を下げた瞬間にローキックのモーションからハイキックに軌道を変えて頭を狙ったり、ワンツーアッパーやアッパーを多用し顎をガードしたことろに軌道を変えてボディーを狙ったりします。
どちらにも共通する点としてしっかりと印象を付けておくことが大切です。
フェイントで牽制の場合でもフェイントを使った攻撃でもその前の「仕掛け」つまり印象づけが重要です。
どこまでしっかり印象を残せるかで相手の思考や身体をある程度コントロールできるようになります。
そのため、これはフェイントを狙ってるなとか印象をつけようとしているなと見抜かれるとフェイントは上手く機能しません。
これは仕事も同じです。「仕掛け」はわからないから「仕掛け」であってミエミエのパフォーマンスを印象付けるよりも相手には、わからいけれど「仕掛け」がしてある方が後々相手の思考や身体をコントロールしやすくなります。
仕事における「仕掛け」の例として
- 大きな声で挨拶する(いつも元気な印象をつけておく)
- どんなに忙しくても話をしたり聞いたりするときには相手に体を向け顔を合わせるようにする(話をよく聞くという印象をつけておく)
- 打ち合わせのときにはメモを取らなくても筆記用具は出しておく(記録しているイメージ)
など、さり気なくだがしっかり印象を残す「仕掛け」をしておくとその印象を利用し、
フェイントをかけることができ、意外性を起こせたり自分のペースにもって行けたりします。