1つ1つをゆっくりとやることで、自分の欠点を知る
ゆっくりとしたスパーリングをマススパーリングといって「1〜5割り程度のチカラ」で行う練習があります。
マススパーリングを通じ上達するにはりしっかりと見ること。
もっと言ってしまえば目を鍛えるようにすれば良いのだと教わりました。
パンチもキックもフルスイングで出すのではなく肩の力を抜いてゆっくり色々なパターンを試すようにします。ジャブ、フック、ストレート、ミドルキック、前蹴り、膝蹴り、ローキック、ハイキックを全種類出して出し方やタイミングを確認しながら出していきます。
相手の攻撃に対してもしっかりガードを上げて硬いところでガードをできるようにしっかりガードしていきます。ゆっくり丁寧に攻撃や防御をして出るタイミング、間、軌道を確認しながらスパーリングを行うことで目が攻撃に慣れてきてしっかりガードやポイントを突いた攻撃が出せるようになります。
力任せやどうしても「当てよう」としたり「倒そう」としたスパーリングをやっていると肩に力が入ってパターン化して来ます。攻撃のやり方もガードのやり方もワンパターンになりがなのです。
自分でも予想できないような動きができるようにならないと1R3分も持たないであっという間に倒されます。攻撃をするにも防御するにもまずは見えていないと有効打になってしまうのでまずはしっかりと「目」を鍛えることが重要なのです。
「目を鍛える」ような意識でマススパーリングするようにすれば自然と上達も早くなります。
これを仕事に置き換えて見るとどうなるか?
普段、勢いをつけてやっていることをしっかり「見る」ようにして1つ1つを丁寧にやってみるということになります。例えばメール、電話の受け答え、来客や訪問など普段から体に染み付いているようなものこそ、たまにゆっくり丁寧にこなしてみることで自分のパターンにないことが出来たり、自分でも思いがけない発見があるかもしれません。
自分がワンパターンになっているかもと思う方は丁寧にゆっくりやりしっかりと「見て」
目を鍛えてください。