ジャストアモーメント

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提案は角度が大切

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攻撃は前からの攻撃と横からの攻撃があります。

前からの攻撃はストレート、ジャブのパンチや前蹴りなどです。

一方、横からの攻撃というのはフックやミドルキックやローキックは正面からではなく横から打ちます。

 

前の攻撃は相手のガードの隙間に攻撃を入れるうようにしますが、横からの攻撃はガードを横から周り混むように打ちます。

 

横からの攻撃で一番大切なのが「角度」です。

真横に攻撃を回してしまうと腰が回転しなくなり大きく腕が回り込むようような攻撃になって威力は半減するしガードが空く時間が長くなるのでどうしても反撃を受けやすくなります。

 

横からの攻撃は基本一発目には出さないでコンビネーションからつなげていきます。

ジャブで相手を牽制して

ジャブ、ジャブ

ストレート

フック

ミドルキック

のようにコンビネーションを出していきます。

 

なので、フックの時に大振りになってしまうとそこで次の攻撃に移れなくなり反撃されてしまいます。

 

ですのでフックを打つ時はやや斜め下に向かって拳を振り下ろします。

実際に立ってやってみてほしいんですけど真横にフックを入れると腰は意外とまわりません。腕が大振りになるだけです。これでは相手に懐に入られ攻撃を食らってしまいます。

しかし、斜め下にパンチを出すことで腰がコンパクトにしっかり回転します。すると次の動作にさっと移れるのでさらにコンビネーションに繋げることができます。

 

パンチでもキックでも腕の力では打ちません。マッチョな力持ちの人でも攻撃力がないと言われているのはパワーだけでは攻撃力はさほどありません。

攻撃はどれも腰の回転で攻撃します。

腕をブンブン振り回しても当たらない上に攻撃力はないのです。

しっかり腰を回転させて、その力が先端の拳にしっかり伝わることで威力のあるパンチやキックになるのです。

 

これは仕事でも同じことがいえます。

なにかお客さんに3案提案してどれかに選んで貰おうとするときには

1案目はお客さんのオーダーしたとおりのそのままの真正面のジャブやストレートのような前への攻撃の案

そして、2案目は横からの提案をします。1案目での視点ではなく違った視点からの案を提案します。

そして3案目は自分が考えたベストな案を提案します。

 

その時に2案目の攻撃は単純にバリエーション違いというのではなく

斜めからの視点を入れてそういう角度からの提案もあるのかというような角度を付けて提案すると刺さります。

 

するとバリエーションや考え方が違う3案から選ぶことができるので

お客さんとすれば選択肢だけが広がっているのではなくて、様々な角度の考え方から選ぶことができるので制約率はアップします。

 

ですので3案を提案する時は単純なバリエーション違いを出すのではなく考え方から変えた「角度」の付いた提案をすることをおすすめします。