「イシューからはじめよ」が名著すぎるのでまとめてみた。
「イシューからはじめよ」安宅和人著が
名著中の名著で問題解決を生業としている人には必読の一冊です。
なんとなく自分の中で行っていたプロセスがくっきり、はっきりシンプルに纏められています。
そして、なにより更に精度が上がること間違いなしです。自分の血肉化として行きたいのでアウトプットすると同時に自分の言葉で更にまとめてみます。
問題解決を生業とするならまさに教科書、聖書になるのではと思えるほどです。
ほんとにオススメ。
それではまとめていきます。
まずはじめに
今回のおおまかなまとめを先に出しておきます。
1.まず、重要なイシューを見つける
2.イシューを細かく分解してサブイシューの集まりにする
3.サブイシューにそれぞれの仮説を立てる
4.それぞれの仮説を裏づけるフレームワークを用意する
5.それをストーリーに落とし込む
▪️そもそも、イシューとはなにか?
「問題解決するための課題」のことである。
つまり
問題がある。→問題を解決したい→それはどんな問題か→どのように解決するか
の「どんな問題」にあたる部分と理解するとわかりやすい。
そして「どんな問題」かの精度が高ければ高いほどよろしく
「どのように解決」するかの精度が高ければ高いほどよい
この2つの精度の高さによって《価値の高い仕事》になる
では、《価値の高い仕事》をするためにはどうしたらよいか?
安宅氏は答えを出している。
とにかくイシュー度をあげる事を最優先すべし。
どのように解決するかを千本ノックしても無駄である。
「どんな問題」かのイシューの見極めが最も重要。
そこからそれを解決する解決方法を考えることで
最短で《価値の高い仕事》をすることができる。
では、どのようにイシューを見極めるか?
という疑問が湧く
それを第一章でまとめてある
【「解く」まえに「見極める」】
▪️以下がポイント
・強引でもよいから仮説を立てる
コツは主語と述語をつかうこと
〈何を〉〈どう〉〈どこ〉を使う。
の2点
例:~は、何を行うべきか?
例2:~は~をどう行うべきか?
・思いついたら言葉にするメールもしくは紙でログを残す
言語化することで前進するし、記録にも残る
▪️よいイシューの条件とは?
1.本質的 2.深い仮説 3.答えを出せる
1.本質的
世の中のイシューはバイアスがかかっているものやどうでもいいもので溢れかえっている。そこに気づき予めはじくことで本質的なイシューとなる
2.深い仮説
常識というバイアスがかかっていることが多いのでそのバイアスを壊す必要がある
共通性、関係性、グルーピング、ルールこのどれかで説明できる
例えば、新商品ロゴを作るとする0から1000コ提案するのではなく
共通性:競合A社の進化版を提案
関係性:競合A社とB社はこの方向性C社はこの方向性だからこの提案
グルーピング:暖かいゾーンお得ゾーンお高いゾーンと寒いゾーン今回はここにいるのでこの提案
ルール:傾向として欧文が多いシルエットが丸いほうが甘い感じがするだからこの提案
※あたりまえを疑うこと
3.答えを出せる
ありふれた問題に見えてもそれを解く方法がまだないときがある。他人には解けても自分にはまだ解けない問題もあるという認識を持っておくこと。
▪️仮説を立てるためには素材をあつめなければならない
1.第一次情報を集める、現場に行きその目で見る
2.基本情報をスキャンする
・業界内部の競合関係
・新規参入者
・代替品
・下流はだれなのか(買い手、顧客)
・上流はだれなのか(サプライヤー、供給企業)
・書籍、雑誌、レビューなどの評価など
3.ポイントは集めすぎないこと
▪️情報が集まったけどどうしても仮説が立てられない場合はどうするのか?
5つのアプローチを使う
1.変数を削る…要素を固定して考えるべき変数を削る
2.視覚化する…見える化してポイントを探る
3.最終形からたどる…課題が解決したらどうなるか?
4.なんで?を繰り返す…だから何?を繰り返す
5.極端な事例を考える…数字を極端にして比較する
《価値の高い仕事》をするためにはイシューを見極めてからその解決策を見つけるやり方が最も効率的で無駄がなく最短。
ここまではイシューの見極め方だが、以下からは解決方法の導き方をまとめる。
【イシューを分解しストーリーラインを組み立てる】
■解き方の質をあげるためには?
1.ストーリーラインづくり
2.絵コンテ
で質をあげることができる。
ストーリーラインとはどのようにしたら問題解決出来るかの筋道
絵コンテとは資料に落とし込む前の設計図のようなもの。
1.ストーリーラインの作り方
大きな課題を細かく小さな課題にしていく(サブイシューと命名)
サブイシューの作り方4つのパターン
・パターン1:要素ごとに小分けにする
例:新事業=市場ニーズ×事業モデル
・パターン2:誰が、何を、どのようにするか
・パターン3:もともとなんだっけ?
・パターン4:コンセプトは?
例
もともと~は~だよね
↓
ということは~というニーズがあるはずだよね
↓
そうするとコンセプトは~だよね
↓
~はこんな側面もあるよね
↓
~と~の条件を満たさないとためだよね
…と、このように要素を細分化していく
サブイシュー化して見えてくることは、
課題の全体像と小さく小分けした課題の優先順位
■それでは、解決方法を考えよう
まずは、優先順位順にならんだ小さな課題にそれぞれ仮説を立てる
仮説を立てたらフレームワークを使う
※ポイント
フレームワークを使う時に気をつけなければならないのが
漏れ、ダブりがある状態ではダメということ
フレームワークはいろいろあるから使える物を使うがくれぐれもバイアスがかからないようにすることが大切
ここでは細かく分けた課題に対して仮説を裏付けるフレームワークやデータを探すだけで実際に数字化したり分析したりするのは後の工程。
■どのようにしてストーリーにするか
理解してもらえるように誰でもわかりやすい手順で説明していくことが大事。
ストーリーラインには2つの型がある
1.なぜ?なぜ?なぜ?型
・なぜ、A案は魅力的かというと~だから
・なぜ、A案にすべきというと~だから
・なぜ、A案がお買い得かというと~だから
(第一に第二に第三に)
2.空、雨、傘型
・空の雲行きが怪しい(課題の確認)
・だから雨が振りそうだ(課題の深掘り)
・だから傘がいるでしょう(結論)
イシューがわかった。細かく課題を分けた。ストーリーが見えてきた。
あとはそれをわかりやすく視覚化することを「絵コンテ」と呼ぶ
絵コンテは建物の設計図のようなもの(企画書やプレゼン資料の雛形)
これを作って実際のプレゼン資料に落とせばミッションクリア!
今回のおおまかなまとめの繰り返し
1.まず、重要なイシューを見つける
2.イシューを細かく分解してサブイシューの集まりにする
3.サブイシューにそれぞれの仮説を立てる
4.それぞれの仮説を裏づけるフレームワークを用意する
5.それをストーリーに落とし込む
次回は絵コンテと資料の作り方をまとめます。
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