スクールや教室では技術が身につかないワケ
今週はパンチ、主に基本のジャブを中心に練習しました。
そこで気がついたことがあるのでシェア出来ればと思います。
それは
「何かを習得する時には、気をつけないといけないことがある」と気が付きました。
大抵、何かを身につけるときには大勢で習うことが多いと思います。
マンツーマンでレッスンをすることも出来ますが、コストがかなりかかります。
なのでスクールや教室、学校に通う。そんなことになるのですが、このスクールや教室・学校では、なかなか技術が身に身につかないそんな経験をしたことがないでしょうか?
なかなかプロレベルまで行かない。納得出来る技術までなかなか行かない。
当然、プロレベルになるには時間と努力を積み上げているので週に1〜2回で1時間〜2時間、合計週に4時間程度では身につかないのは当然ですが、
こうすればもっと効率よく技術を習得が出来るというポイントをみつけました。
それは、
「型破り」にヒントがあります。
スクールや教室、学校などでは大勢に一気に教えます。
先生や指導者が大勢の人に言葉や手振りでやり方を教えます。当然、ひとり、ひとり丁寧に教えていたのでは時間がかかってしまうので「トーク&チョーク」つまり「講義形式」にならざるを得ません。
それに対し、生徒の個性はバラバラでひとりひとり、性格や身体的特徴も異なります。
ひとりひとり違うのに大勢に理解できるように「最適化」した教え方になるのですが、ここにズレが生じます。
ずっと先生の言うとおりにきちんとこなしていても、なかなか自分がピンとくるような感じにはならない。
これが、理由です。
しかし、キチンとしたベースや基礎がないとメチャクチャなフォームになってしまっては元も子もありません。
基礎は最も大切です。
しかし、なにかしっくりこない。
どうすればいいか?
そこで「型破り」が登場します。
「型破り」とは歌舞伎の中村勘三郎さんが言った言葉、
「型があるから型破り。型が無ければ、それは形無し。」からの引用です。
この言葉は如何に奇抜な事をしたとしても、しっかりとした基礎がなければ、ただただ、めちゃくちゃになってしまう。しっかりとした基礎があるからこそ、それを破ることができるのだという意味の言葉で、それほど基礎は重要だという教えですが、それ以上に「型を破る」ことも大切だと言う風にも捉えられます。
つまり、基礎や多くの人に「最適化」されたフォームや基礎は自分の身体にあっていない可能性があります。
しっかりとパンチが打てるようになった上でさらにその「型を破る」努力をしなければカラダに技を合わせることができません。
きちんとしたジャブが打てるようになった上で自分の手の長さを活かした「伸びるジャブ」をどうすれば打てるか工夫して努力をする。
そうすることによって初めて基礎が自分の性格や身体的特徴と重なって威力を発揮します。
そのことで初めて技が身についたと実感することが出来るのです。
ここで、ひとつ、気をつけないといけないことがあります。
それは、同時に基礎もしっかりやり続けることです。
すなわち、基礎と応用を同時にやることが重要なのです。
それに気がついたのは、シャドーボクシングです。
ひたすらパンチのフォームを徹底的に見直すときに気が付きました。
シャドーボクシングと言えば基礎も基礎、必ず練習の前に行う基礎練習ですが
それを徹底的に行うでそのことに気がつくことが出来ました。
ポイントは
- 指導者の言うことを素直にできるようになるまでひたすら繰り返して練習する
- そこから自分の性格や身体的特徴に「カスタマイズ」していく
- 基礎と応用の両方を練習する
これを繰り返していくうちに自分の求める「最高の技術に」磨き上げることが出来るのです。