イノベーションや問題解決に使える、ダイヤローグの力がスゴイ
今、仕事でダイヤローグを活用して問題を発見出来ないかということに取り組んでおり
ダイヤローグを改めて勉強しています。
このダイヤローグの力がスゴイ。
ダイヤローグというのはインディアンが車座になって、ただただ話すというもので「会議」や「議論」、「ディベート」とは全く異なる「対話」や「雑談」、「囲炉端会議」に近いものです。
なので決着やオチみたいなものは必要ありません。
インディアンのダイヤローグのルールは話している人がいたら口を挟まないで最後まで話しを聴くことだけで自由になんでも話していいそうです。
ただ、話しているだけで「なぜ問題が発見できるか」というと
そもそも「知」というのは
既存知と既存知の新しい組み合わせで生まれるからです。
そして「既存知」は種類があり
・暗黙知
・形式知
の2種類あります。
暗黙知は
言語化・記号化できない「知」で格闘技のまっすぐパンチを出す。や、つま先を軸にして蹴る。など言っている意味は間違っていなくても正しく伝わらないので身振りで教えたり体を触って矯正したりします。その言語化できない知が暗黙知です。
一方、形式知は
話す言葉や書物のことで、コンピューター言語、数式や図なども形式知です。
この形式知と暗黙知を組み合わせて相互作用が生まれるとダイナミックなアイディアやイノベーティブなアイディアが生まれます。
そこで重要なのはこの暗黙知と形式知をどうやって出すかというと
ここでダイヤローグが登場します。
「場」を共有して「話す」ことは身振りや声のトーン話し方場の雰囲気などの情報が加わり「メタコミュニケーション」が生まれます。
このメタコミュニケーションこそがダイアローグの一番の肝で暗黙知を共有しうる「場」になります。
そしてイノベーションや問題解決に向かうためにはただ雑談を繰り返していればいいというものではなく「アナロジー」や「問い」がとても重要になります。
「アナロジー」や「問い」で思考を深めそして「仮説」を立てて考えていく
イノベーションや問題解決に向かうことができます。
なので昨今、国内外の有力グローバル企業がこぞって社内で対話が促される
「場づくり」を積極的に行っていいるのです。
コワーキングスオフィスという形態もこの「場づくり」のうちの一つと言えます。1人で考えるよりみんなで考えようぜということでしょう。
このメカニズムとダイヤローグの力を理解していると
社内イベントや共有スペースの重要性がわかってくると思います。
そもそも、日本人は八百万の神であったり囲炉裏を囲んでいたりもともとダイヤローグの力を利用してきました。
ですが、昨今の欧米化や情報の嵐でコミュニケーションが個々になってしまっています。
なのでダイヤローグを導入すれば意外とすんなり受けいられるのではないかと考えています。
会社で新しいことを生み出すことをしている方は参考にして貰えれば幸いです。
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