幸せになる方法と幸せにする方法
最近、なんやかんやあって「幸せ」ってなんだっけ?ということがわからなくなってしまいました。
「君を幸せにするよ」って言ったとき、具体的にどのような行動が「君を幸せにする」行動なんだっけということもわからなくなってしまいました。
そうすると「幸せ」という概念そのものがわからなくなっていき、ググったら「幸福」というウィキが出てきたから見ると
幸福(こうふく、希: εὐδαιμονία、羅: felicitas、英: happiness)とは、心が満ち足りていること[1][2]。幸せ(しあわせ)とも。人間は古来より幸福になるための方法に深い関心を寄せてきた。
と書いてありました。
んーなんだか全然わからん。
そこで「幸せ」ってなに?から勉強していたら
割と明確に「幸せになる方法」がわかってきました。
また、そのやり方を応用すれば「君を幸せにする方法」もわかってきたので
まとめておきます。
そもそも、「幸せ」ということはどのような状態であるか、これに関しては「幸せ」を語ろうとすると「幸福学」という学問にぶち当たります。古くは哲学、思想、宗教にまで広範囲に考えられており各々定義がちがう。これでは雲を掴むような話になってしまうので今回は科学的に考えられているウェルビーングの研究者で幸福学の教授前野隆司氏の研究をもとに紐解いてみます。
そもそもどのような状態が「幸せ」であるかという問いに関して前野氏は幸せには4つの因子があって、その因子のひとつでも満たしていたら「幸せな状態」であると説明してします。さらに4つの因子を満たせば満たすほど「幸せな状態」は多くなるし長続きすると説明しています。
その4つの因子については
1.自己実現と成長因子
2.前向きと楽観因子
3.独立とマイペース因子
4.つながりと感謝因子
上記4つの因子のうちどれでも満たしていれば「幸せ」な状態であるし4つの因子を多く満たしていれば「より幸せな状態が続く」とし、さらにこの4つの因子は相互関係にあるので1つ満たしていくと補完しあってどんどん他の因子も満たしていくと説明しています。
今回はより具体的な「幸せになる方法」のやり方を書きたいので細かくは割愛しますが興味のある人リンクからどうぞ。名著です。
さて、今回は幸せになる方法を具体的に書くというのが目的です。
なのでズバリその方法を書きます。
まずは
自分をよく知る
こと
これが一番最初にやることです。
相手を幸せにしたいのであれば
相手をよく知る
これが一番最初にやることになります。
ポイントの整理としては、
「幸せになること」と「幸せにすること」と「幸せを願う」ことはどれも違うということ。
この3つを混同し全部一緒くたにして「幸せの〜」とするからややこしいのであって
自分が「幸せになること」と
相手を「幸せにすること」と
自分が誰かの「幸せを願う」ことは
やり方が全部ちがいます。
では、まずは自分が「幸せになること」から行きましょう
具体的なやり方ですが5つのステップを踏みます。
(これは、前野教授が説明していますがこのワークショップには不参加なのでスライドからしか情報がないので間違えた解釈をしている可能性があります。ご容赦ください。)
5ステップ
自分を知る
↓
過去の自分を許す
↓
現在の自分を敬う
↓
未来の自分を信じる
↓
新しい自分をデザインする
自分を知る:
これは今の自分の状態を客観的に観察することが大切です。
現状が「幸せ」なのかまたは「不幸せ」なのか、では、なぜ?不幸なのか?
自分は何をしていたら「幸せ」なのかどのような状態が「幸せと感じる」のか幸せな状態や不幸な状態を箇条書きでもいいので書き出してみると客観的に自分を知ることができます。
過去の自分を許す:
これは、実はなかなか難しいのですがダメな自分も受け入れるというのが近いと思います。過ぎてしまったことは巻き戻せないし、やり直せない。我々は未来しか作ることができません。しかし、過去に囚われていることも本当に多く、過去に縛られていてはそこから先へは進めません。
なので、ダメだった自分も自分として受け入れてしまいます。
ダメでもいいよ。稼げてなくてもいいよ。それも自分。ダサくてかっこ悪いところも自分。というようにまず、自分を受け入れましょう。
現在の自分を敬う:
そして、過去への精算が済んだらば今に目を向けます。物事が起こっているのは今。
今、今、今、の連続が現在です。どのような状況であれ必ずリスペクトできるところを探し出して敬う。もしくはリスペクトできるように行動するということが大切です。
どんな人間をリスペクトしているか?そして、そのように行動してみる。
今、その行動をするのです。現在進行で自分がリスペクトできるように行動し考えてみます。
未来の自分を信じる:
これは根拠のない自信でよいのです。
・自分の未来はオールオッケー!
・生きてるだけで丸儲け!
・ワクワクする未来が待っている!
なんでもいいので未来の自分は今よりもきっと良くなると信じることが大切です。
この段階にくると未来は自分の手で変えられるということに気がつくはずです。
そうなったら、新しい自分をデザインできるのでデザインします。
そこで使うツールが上記の4つの幸せ因子です。
より、具体的にどのように使ったら使えるか具体的にして記しておきます。
1.自己実現と成長因子
例:自分の仕事の目標を立ててみる、健康のために筋トレやストレッチを初めてみる、 自分がやってて楽しいことを探す、自分の使命を見つけ出す、など自分の成長と自己実現について考え行動していきます。ポイントは非地位財であることです。金や地位や物欲ではないことを求めます。
2.前向きと楽観因子
例:まぁいいかと考える、なにをしたらエンジョイできるか?、それをどんどん挑戦してみる、落ち込んだら気持ちを切り替えてくよくよしない、なんとかなるでしょ!などポイントは精神の安定を心がけるという点
3.独立とマイペース因子
人は人で自分は自分、隣の芝生は青くない、自分らしくやるためには?、自分のままでいいんだと思えること、レディゴー、ありのままの姿を見せる、など人と比べない人と比較しないという点がポイント
上記1〜3は自分に向き合って自分で改善できること
しかし、上記1〜3と同じぐらい大切なのが
4.つながりと感謝因子
多様な友人を作る、パートナーを見つける、好きな人や恋人を大切にする、家族になる、または家族を大切にする、人を笑顔にする、近所の人に親切にするなど、自分だけではなく他の人が大きく関わってきます。それだけに4番はとても大切です。自分だけではなく、どんどん積極的に他者と関わることも、とても重要なポイントです。
このように4つの因子の具体的な行動や考え方を使って自分のこれからの行動や生き方を設計、デザインすれば必ず「幸せ」になります。
また、人を幸せにする方法もやり方はまったく同じです。
相手を知る
↓
過去の相手を許す
↓
現在の相手を敬う
↓
未来の相手を信じる
↓
新しい相手とのあり方をデザインする
このときに一方的な状態では絶対にうまくいきません。
その一方的な状態が「幸せを願う」ことです。
「願っているだけ」では絶対に変化はありません。
なにかしら行動を起こすことが非常に重要です。
誰かの幸せを願うのであれば具体的に行動をしたり会話をしたり
アクションを起こさないと結果はでません。
誰かを幸せにしたいのならば一方的に「願うだけ」ではなく
まずは、相手をよく知るということが大切です。
そのためには「きちんと話す」「お互いの認識をすり合わせる」必要があります。
そうして相手をよく知ることからはじめて、相手の未来のために自分はどのような行動をし、考えをすればよいかをお互いで考えるということが「君を幸せにする」に繋がります。
「君を幸せにするよ」と約束したらならば
まずは、相手のことをよく知り、
過去を許し、現在を敬い、未来を信じ、お互いで未来をどのように作っていったらいいかを一緒に考える。
これが、相手を「幸せにする方法」なのです。