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ジャブとメール

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ジャブというパンチがあります。

右の構えから左手を軽く出すパンチで、

ファイティングポーズを取ったら相手に対して前にある手で出すパンチのことです。

 

ジャブは最も基本で一番最初に習うパンチでもあります。

このパンチの役割は

1.相手との距離を計る

2.牽制として出して相手を懐に入れない

3.コンビネーションのきっかけになる

こんなところでしょうか

 

でもすごい人になると平気でジャブで相手を倒しにいけますし

角度とタイミング次第では十分にKOにもっていけます。

今回は基本のジャブの用途と考えてください。

 

さて、 

ひとつひとつ説明していきます。

 

1.相手との距離を計る

これは、非常に大切なプロセスです。

とにかくパンチを出さなければ相手にはあたりません。

しかし、闇雲に大振りをしてしまえば相手にノーガードの状態を作るわけですから、大振りのあと体制が整う前に(ガードする前に)顔面にパンチが飛んできて一発でKOです。

そうならないように、相手との距離をしっかりとるのですが、今度はパンチが当たる距離まで相手に近づかなければならず、不用意に相手のパンチの届く距離に踏み込むと相手から攻撃が飛んできます。

では、どうすればいいか?

ジャブで距離を測りながら次の倒せるパンチにつなげばいいのです。

 

2.牽制として出して相手を懐に入れない

格闘技ではファイトスタイルにもよりますが懐に入られるのはとても厄介です。

懐に入られると何が困るかというと立技なら踏み込んで入られた勢いからのボディやローキックを入れられてそこからコンビネーションで倒される可能性が高い。

なので格闘技の試合を見ると絶対当たらない距離から相手に軽くジャブを打ったり軽くキックを出したりして「不用意に突っ込んでくるなよ合わせるぞ」と牽制しています。

総合の場合は、テイクダウンにつながるのでさらに厄介です。

倒されて組まれるかマウントポジションから打ち下ろす攻撃になります。

 

3.コンビネーションのきっかけになる

ジャブからのコンビネーションが基本でジャブで相手に当たるところを牽制しながら当てて行き相手のスキをついて間を詰めてストレートを出したり

ジャブ→ストレート→フック→ミドル、ロー・キックというコンビネーションで相手を倒します。

また、ジャブをずっと印象付けておいていきなりカウンターを狙ったりストレートからコンビネーションを組み立てたり目くらましとしても使えます。

(細かく連続でジャブを顔に当てられるとグローブが邪魔で文字通りなにも見えなくなります。)

 

そんな大切なジャブですが

ビジネスでいうとズバリ、「メール」です。

様々なビジネスでコミュニケーションの一番先にあり、基本中の基本なのが「メール」です。

 

メールをジャブで例えて見ると

 1.相手との距離を計る

アポをとったり、確認作業をしたり注文したりお願いしたり相手との距離感をメールで測りつつコミュニケーションしていくツールがメール。

仕事仲間とも、返信をしたり報告したりメールの文章一つで相手の距離を測れます。

 

2.牽制として出して相手を懐に入れない

相手を懐に入れないのとはちょっと違いますがとにかくパンチを出さないことには相手に当たりません。

これと同じでビジネスでも、いつでも先手必勝。常に動いて常にジャブを出し続けることで自分のペースに持って行き、自分のペース・リズムに持っていきます。

 

3.コンビネーションのきっかけになる

メールを制するものはビジネスを制するといっても過言ではないと思います。

ボクシングの格言に「左を制するものは世界を制す」という格言があります。

この格言の、「左」とはジャブを基本とした左パンチのテクニックのことです。

昨今のビジネスもメールに始まりメールに終わることも珍しくありません。

 

ビジネスでもメールを徹底的に使いこなすことで勝機が見いだせるのではないでしょうか