見えない攻撃のほうが効く
本当に効く攻撃と我慢できる攻撃とあります。
スパーは試合ではないので相手をKOするまで本気では戦いません
あくまでも怪我をしないように有効打はなるべく当てるだけにします。
それでも、攻撃された方は「これであと何%力が強いとKOされたな」とわかります。
頭のなかでゲームのように「今、ダウンした」「また、ダウン取られた」など考えながらスパーリングします。
この時に完全に「倒された!」と思う瞬間があります。
それは、見えないところからの攻撃です。
打撃技はなんでもそうですけど、攻撃が見えていればガードもできるし構えるので
様々な攻撃でもある程度耐えれます。
しかし、見えないところの攻撃はそんなにフルパワーの攻撃でなくても、めちゃくくちゃ効きます。
例えば、開始早々からずっとローキックを細かく入れられて結構ダメージが蓄積したことでローキックを出すモーションで足をガードして頭が下がった瞬間にハイキックでこめかみを狙う。すると、相手はノーガードのところにカウンター気味に攻撃が入るので一瞬なにをされたかわかないのにノックダウンします。
同じような例でジャブやストレートを出すように完全に腕を振り上げて近づいて行き
相手が顔面をガードしたらその距離からミドル&ローキックを出だします。
これは、相手がこう来たらこうかわそうと持っている予想を裏切り、がら空きになった場所に攻撃を仕掛けることで威力が何倍にも倍増します。
これは、練習して狙ってできるようにしなければなかなかうまくいきません。
フェイントも同じで前蹴りを何度か出してこの距離から前に入ると攻撃するよと印象付けておいて相手が動いた瞬間に一瞬、前足を上に上げるだけで「前蹴りがくる」と相手が感じ前に出れなくなります。
動きは最小なのにそのフェイントで前に出れなくなるのです。
これは、ビジネスにおいても非常に有効で
打ち合わせをした時に「こうですね」なんとなく提案する案を予想させておいて
提案時にその案と別の全然違った案を不意に出すだけで、相手の関心度は非常に高くになります。
この時に注意したいのは、全く違った案ではなく(サプライズ的な案)ではなく
あくまでも倒しに行ける別方向の提案をしてみるということです。
その提案は予想以上に相手に強く突き刺すことができます。